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心理学・精神医学

「空」の定義と一心三観(空観、仮観、中観)

小室直樹氏は中村元(なかむら はじめ)という仏教学者から学んでいますが、この中村氏の言葉を引用すると、「”有”と”無”の上位概念が”空”」と書いています。苫米地氏に直接お聞きしたところ、やはり苫米地氏もこの二人は尊敬しているようで本もこの二...
心理学・精神医学

贖罪から無償の愛と目的合理の精神

贖罪論から無償の愛に繋がるのは、「人は罪深い」とするそれまでの旧約聖書の前提があったのに、イエスキリストがその罪の肩代わりをして自らが磔(はりつけ)て「自己犠牲」(=無償の愛)したという「特殊命題」(反例)を作ったとことが大きかったです。
心理学・精神医学

理不尽(非合理)からの突き動かされる何か

小室直樹氏の「理不尽(非合理)からの突き動かされる何か」というのは、ウェーバーのプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神から来ています。プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神小室直樹氏の宮台真司などもよく解説していますが、ウェーバーの...
心理学・精神医学

仏教は近代科学の先駆けだった ~非ユークリッド幾何学の誕生~

これまで、仏教の基礎である「唯識と空と縁」の話を記載してきました。「なんだ、ただの宗教の話だったな・・」と割り切るようではいけません。世界の普遍的価値(ワールド・バリュー)において、学問とは16歳以降に「神を信じるか、信じないか」で、前者は...
心理学・精神医学

ミリンダ王の問いに代表される空

この世に存在するものは全て実体はない。すべて因縁によって存在するようになったのが「空」です。つまり『色即是空(しきそくぜくう)、空即是色(くうそくぜしき)』(この世界の森羅万象は空で、しかも森羅万象は空から発生する)のです。・・と言われても...
心理学・精神医学

仏教の「丸・三角・四角」

仏教で「丸・三角・四角」というのがある。丸は円に通じ「縁」、三角はバラモン教のピラミッドの階級的な「社会」、四角は普遍的な「法(ダンマ)」を表わしていると言われています。密教(陰陽道の五大=道教=古代インド)では、丸は水、三角は火、四角は地...
心理学・精神医学

三島由紀夫「豊饒の海」は最高の唯識解説書

小室直樹氏は唯識の手頃な解説書として三島由紀夫(みしまゆきお)の最後の小説である「豊饒の海」四部作を挙げていました。仏教には多くの宗派がありますが教義だけがあって特別の信者もお墓もないという宗派が唯識の法相宗派です。(だから副島隆彦氏が「本...
心理学・精神医学

サイオプス(Psy-ops:心理操作)を試して新しい宗教を作る

ブッダ・キリスト・ムハンマドの初期の愛の思想と、カバラ・グノーシス・道教(陰陽道)などの神秘主義(占い)の思想は、ユダヤ教のお金儲けの考え方、人間を物のように扱う考え方に対抗して出てきた思想であって、素晴らしいものですが、それ以降の各宗教の...
心理学・精神医学

成熟社会の色即是空空即是色

社会学者のダニエル・ベルの成熟社会までのプロセスの話。ダニエル・ベルは、人間の社会の発展は、牧畜・農耕社会→工業社会→脱工業社会→成熟社会へと発展していき、成熟社会に向かうに従って、量よりも質を求めるようになると説きました。
心理学・精神医学

あの世も、魂も、仏教にそんな教えはない

日本では「あの世(天国・地獄)」「魂」の存在が、言えば通じる程度に何の疑問もなく当たり前のように定着していますが、そ ん な 教 え は 仏 教 の ど の 宗 派 に も 本 当 は あ り ま せ ん。【Q1:「そんな馬鹿な!?浄土系で...
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