理想役割と共感役割をなくすと帰属場所をなくしてアノミー(無連帯・無秩序)になります。
アノミーは自殺と殺人を紙一重の状態。

このとき世界をうつ病のように自身に収束させるか、統合失調症のように拡散させるかになりますが、
いずれも自己が崩れてるので「外界に心理的侵襲」されるのです。


心理的侵襲スペクトラム

心理的侵襲スペクトラム

軽度
・自己防衛できる、それは違うと言える
・自分の中に異物感がある
・外の現象に自分が流れて奪われるようなあせりがある
・外にあるものが私だと感じる
・あれこそ私だ
・私?あれはなんだろう?
重度

どんな感じ?と心理的侵襲が少ないように聞いて、具現化して、意識化して、身体感覚まで連結させて、浄化させていくというカウンセリングプロセス。

加えて「心理的な侵襲度」と「取り込み度」を加味してみると、どこのクラスタでどの程度の傷があるのか分かります。

自罰的なうつと異なるのは、会話の他罰的な被害妄想の中に「自分だけは清廉潔白で特別な存在」という内観に入り込もうとしない「違和感」、
あるいはその話題になると避けたり健忘する「怪しさ」があるので、心理的侵襲しないよう、少しずつ感情を焚きつけるか、周りで踊って祭りをしなければならない。

メンタルのバリアが砕けると、細胞壁が壊れるように外の世界に漏れ出て、
限りなく広がって他人との境界が混ざり合い、自分が薄まり、他人に侵襲されて乗っ取られる感覚。
異物感の抵抗感覚があるうちはまだ良いのですが。