「専門家としては、はるか昔に旬を過ぎている上司」のもとで起きる悲劇の話。 https://blog.tinect.jp/?p=79999 医師の能力が高まっているという結果が出たのは62本のうちわずか2本。看護師も同様で、極めて経験豊富な看護師でも、平均してみると看護学校を出てほんの数年の看護師と治療の質は全く変わらない

医療現場でもまだ20年前のIT革命すら来てない。カルテでパソコンで文字が打ててすごい、終わり。ネットで繋がってさえいない。

20年以前の人がとにかく新しく学ぼうとせず、保守で怠惰がゆえに「やり方を昔のやり方に戻せば(自分の中では)解決」とやってしまう。

スキあらば鉛筆手書きに全て戻す。


統計を知らない弱点が露呈した2020年~

心理職も医療職も統計が壊滅的に理解されてない。臨床で死ぬほどわかった。ここ10年程度のムーブメントなので仕方もなし。
自分の成功談と個別事例を「過度な一般化」して「私がエビデンスだ」とか自己愛と過信で言ってるのが9割。
これは世界基準において行かれるわと個人的な危機感。

・病院のICU手術室という超極細の病院構造の中心根幹へ大量感染者を流し込んで渋滞凍結。
・医療者が質的な臨床事例検討ばかりで量的な医療統計が読めない弱点。

この2つを見事につかれて構造的に医療崩壊。厚労省文系官僚とその界隈情報にだまされ続けたこの3年間。

厚労省界隈が「感度特異度」「ベイズ」の話で自爆した時に臨床検査技師や薬剤師は医療統計を知ってるので「厚労省界隈でワクチン勧めてる奴ら、怪しいぞ」と多々気づけたが、
医師や看護師は、統計学が全くできないし臨床の少数事例しか語れないし統計論文も読めないのが致命的に露呈してしまった感。

マイナンバーをハンコにして配るだろう

マイナンバーと健康保険証なんてやったら、
さっそくカルテにマイナンバーを鉛筆手書きに戻して、
患者のマイナンバーのハンコを作って、
マイナンバーの固定電話の患者の連絡網を職員に配布して、
手紙の宛先にマイナンバーハンコを押して送る、
くらいのことは余裕でやるだろう確信がある。

SOAPという素晴らしい方法があるのに

カルテの医療記録でSOAPという論文の研究の科学的思考過程を短縮化させ、かつ更新性と今後の展望計画を兼ね備えた素晴らしい方法があるのに、扱う医療者の平時の日常生活、人生の思考法に全くインストールされてない。これが勿体ないどころか致命的すぎる。

疾患疾病の関連図だって、因子間で相関係数が書いてないだけでクラスター分析やパス解析を模したものだが、医療者自身が統計学のとの字も知らないせいで、好き勝手な解釈を主観的に加えている。
本当にそれが絶望的で、経験年数だけで間違ったままドヤる上司みると泣けてくる。これを何とかしたい。