SBI証券や楽天証券でやっている人の多いiDeCo(イデコ)が2018年から年単位拠出を始めました。

iDeCo(イデコ)では仮に年300万円の収入だとして月1万2千円掛け金すると、所得税と住民税が年間2万円くらいは節税されています。

iDeCo(イデコ:確定拠出型年金)の使い方~節税と年金を増やす~

今までは月単位での掛金しかできませんでした。
しかし一年単位でまとめて掛け金を支払っても良い、または回数や分けても良いということです。


iDeCo(イデコ)を年単位にするメリットとデメリット

「掛け金を年単位にするメリット」としては「手数料を支払わなくて済む」ということです。

iDeCo(イデコ)は毎月、掛け金を振り込むごとに100円程度の手数料が掛かっています。
1年、つまり12ヶ月毎だとおよそ1200円支払っていることになります。
年単位だとこれがなくなります。
手数料が浮き、手元に使えるお金を置いておくことも出来るのもメリットです。

「掛け金を年単位にするデメリット」としては「ドルコスト平均法が使えない」ことです。

iDeCo(イデコ)のような長期運用の場合、相場がどう変わろうとも月々に同じ額の投資をしていくことで確実な運用ができます。
これをドルコスト平均法といいます。
年単位で掛け金を支払うと、価格の高い時期にまとめて買ってしまい、それから下がってしまった・・ということがありえます。

年単位でまとめて掛け金を支払うならどの時期が良い?

会社員の人は6月や12月のボーナスの時期に掛け金を集中させる人が多いです。

しかしあえて相場に合わせてみるというのも手です。

iDeCo(イデコ)を先進国のインデックス株で運用している人は多いと思います。

要するにアメリカを中心とした欧米の株が下落して一番安くなる時期はいつか?

同時に日本が円高になる時期はいつか?

ということです。

海外旅行と同じで、日本が円高であれば海外で日本円で多く買い物ができます。

日本では大企業の大口の輸出入予約も相まって彼岸とリンクします。

秋の彼岸~春の彼岸までは円売り、春の彼岸~秋の彼岸までは円買いが基本です。

つまり「円高円安も彼岸まで」の大企業大口の輸出入予約の傾向だけで考えれば4月-9月は円高、10月-3月は円安に傾きやすいです。

(例外あり)

なので先進国株への年単位拠出を合わせるなら9月頃の円高時にすると良いことになります。