最近、友人や知人から就職・転職で不採用が続いて心が折れそうになるという相談をよく受けます。

私自身、看護師が不足していて履歴書を出せば採用されるような引く手あまたの市場で、10以上の病院に不採用となり1年近くもの就職活動に明け暮れて心が折れました。

この失敗談が今では「私よりひどい人はいないだろう」ということで慰めになれば幸いです。

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なぜ面接官・人事は頭が悪いのか~根強い差別意識~

・いじめっ子を採用し、真面目な学生を全員不採用にする可笑しさ
・必死に悪い部分のあら探しをされてしまう苦痛
・面接はサルがサルを選ぶ。人間は選ばれない。
・採用後と不採用後をイメージしておくこと
・圧迫面接をしてくるような人事がいるブラック職場には勤めなくていい
・面接官は神ではない
・落ちすぎて何か希望できるような立場でなくなる
・何を言ってもダメなのでデメリットを逆手に取る言い回しにする
・ギャップ萌えを利用する

ここで書いたとおり、面接官が頭が悪すぎることは確信しました。

いくら大きな有名な病院であっても国公立でも私立でも関係なく数字が読めないレベルで頭が悪いです。

最初はそこまで頭が悪くないだろうと思っていましが、途中から確信に変わりました。

真面目な人物を不採用にして、不真面目な人物を採用していたからです。

別にそれはいいです。
そんな人事のいる病院に行こうとなど思わないからです。
採用された不真面目な人物は「類は友を呼ぶ」でサル同士、仲良く地獄へ落ちてくれればいいです。

どちらかというと自分の自己効力感、心理的なメンタルを維持しながら就職活動を継続するほうが大切なのです。


自分の真面目な人生の一貫性を無能な面接官に否定される辛さ

面接では自分の経歴に一貫性を持たせることになります。

しかし一貫したことを言うのですが、不採用となると一貫した経歴を否定されたようで腹が立つのです。

今まで真面目に生きてきて、前日から何時間も面接練習してたった10分で不採用。

面接官に対して「こんな無能に裁かれてたまるか!」と感じます。

最初はそこまで恨みを感じませんでしたが、3つ目の病院を不採用になった頃から不信感が強まり、不採用前提で考えるようになりました。
面接が終わったら次の就職先のエントリーシートを書いていました。

それでも月に1~2回の面接が限界。少しはインターバルがほしいです。

相談できるエージェントは必ず必要

私も就活する病院の内部情報もほしかったのでリクナビのエージェントに登録して就活してました。
エージェントの人に電話で話(愚痴)を聞いて慰めてもらえたので心理的には良かったかなと思います笑

看護師が教える!看護師ナース病院の退職・転職。ハローワーク行く前にやっておくべきこと【まとめ】

内部事情に加えて、建設的に相談できるのでよかったです。


自分を「高級な壺」と思うようになれ

私も自分で言うのも気が引けますが、高学歴差別・・真面目に勉強しすぎて社会から弾かれるという、矛盾した現実に憤りを感じます。

私も本当に精神的に参り、社会に対する怒りが強くなっていきました。

途中から自分のことを「高級な壺」だと思うようになりました。

「高級な壺」は高級なところにおいておけば評価されますが、ラーメン屋においてあったら壊しそうで逆に邪魔なだけ・・という。

看護師に改めて就職しようと思ったのも、研究に対して生きにくさや行き詰まり感を感じたためです。

就職に落ちても否定されても、それを自分の人格や実績と混同せず「どうせ世間の大多数は高級な壺の価値は分からないのだ」と思っておかないと心が砕けます。

あえて自分の学歴や実績能力を全く触れずににキャラクターを真逆に気さくな性格に演じることで就職につながった気がします。

どうしても日本の悪しき風潮で、高学歴看護師だと医師のプライドを気にして、大学病院や大きな総合病院では雇わない傾向もあるようです。

新人看護師として下積みするには、二次救急病院か、教育制度の整った施設や訪問看護なども視野に入れていくことが大切かもしれません。

二次救急病院、老人保健施設、訪問看護も候補にいれること

私も意識高くみせなければならないと(男性なら尚更だと思いますが)ICUや救急を希望していました。

しかし大学病院や総合病院などの東京や名古屋へ行っても全て不採用されたので、
自宅から通える範囲の病院に妥協しました。

配属は希望もなく手術室にされましたが、
正直なところ、都会の大きな病院へ行かなくて良かったとも思っています。

今でさえ割と大変ですが、もっと大きなところでは身が持たないと思うからです。
特に私どものような研究畑にいた者にとっては体力より知力なので尚更つらいです


東大の学生でさえ不採用にされる

例えば東京大学医学部看護学科では全員が大学院進学して、
そしてその後の就活で除け者にされている現状です。

東大でさえこれなので、大学院へいくと逆に資格がマイナスになる現状には憤りを感じます。

二次救急病院か慢性期か療養で、(こう言ってはあれですが)病院の人海戦術の穴を埋めるような就活の仕方が良いのではないかと感じます。

私は再三不採用になったあと、
今の病院の面接(すでに11月でした)では、聞かれるまで自分の研究内容には一切触れず、コネ的な人脈も話さず、実習の成功体験を笑い話のようにかなりチャラけたキャラを装って話していました。

履歴書には学歴よりバイト歴とかを細かく書いた気がします。

おそらく病院は高学歴看護師の医局との接触により、
医師が目くじらたてなさそうかで決めているような気がするので、能ある鷹は爪を隠すをしていた方がいいのかもしれません。

男性看護師が病院に必要とされているパターン

男性で看護師となると少ないです。

400床以上の総合病院でも一つの病棟に男性看護師は5人程度です。

しかし人員異動が激しいので、多々必要とはされます。

それが現場にいると、急性期のように忙しく体力使うから必要とされるというわけではないような気がします。

病院が男性看護師が投入されるときというのは年齢問わず

・その病院のある病棟の女性コミュニティが崩壊しかけているorしたとき
・師長や主任等の上司パワハラが横行して離職者やうつ休者が相次いでいるとき
・医師が病棟看護師を食い荒らして、うつつを抜かしているとき
・ちなみに手術室は上に医師上司を置いておかないと暴れそうなヤンキーチャラ男か、扱いにくそうな堅物(私のような)が流れる

意外とオペ室は、外来や透析と同じく、一度出産などで離れた看護師が復帰にくる場所なので、年齢や経験値が全く関係ありません。

なので意外と二次救急のオペ室は穴場なのかもしれないと、今働いていて感じます。