経済的に困難になったときの対応について聞かれたので紹介します。

生活に貧困した人のために社会福祉のフローチャート図があれば良いと思います。すぐに生活保護もいいですが、それ以外にも手段はあります。
3年で異動する役場の福祉課の公務員より、何十年もやってる地域包括の社会福祉士や年金事務所の社労士に助けられることも多いです。この多職種の横断が大切です。


経済的に困難時の対応フローチャート

基本は1〜9にフィルターかけます。
①〜⑦は状況に応じて。

①20歳以上か?
→1へ、続いて②へ

②奨学金の借金を返済中か?
→2へ

③病院で身体障害や知的障害や精神病や発達障害の診断を受けたか?
→受けた→3から
→受けたくない→病院を検討、あるいは8
→受けてない→病院を検討

④障害者手帳を持っているか?
→持ってる→3から
→持ちたくない→3から
→持ってない→3から

⑤貯金がおよそ20万円以下か?

→はい→9へ
→いいえ→8へ


⑥配偶者はいるか?

→はい→6-2へ
→いいえ→6へ

⑦失業・無職中か?
→はい→元働いていたか?→5へ
→いいえ→休職中か?→4へ

⑧医療費がきついか?

病気になって医療費が払えなかったどうしようは
・医療費控除(10万円以上還付)
・高額療養費制度
・高額医療費貸付制度(8割無利子で貸付)
・病院窓口で医療費減免制度
・無料低額診療制度(無料で病院、「〇〇県 無料低額診療制度」で検索を)

で上から順に対象のどこかには当てはまる
や3と7を同時並行。

順番

1.国民年金保険料の猶予や免除申請→役場の年金課へ

2.奨学金猶予や免除申請→日本学生支援機構のページで申請

3.障害年金の申請(障害者手帳の有無は関係ないです)→65歳未満は役場の年金課、それ以上は年金事務所へ

4.傷病手当金の申請→協会けんぽ支部へ

5.失業手当保険(雇用保険)の申請→ハローワークへ

6.第三号被保険者の申請(60歳未満、保険料免除):会社員や公務員の配偶者→役場の年金課へ

6-2.第一号被保険者の申請(60歳未満):学生、無職、自営業等→役場の年金課へ

7.障害者手帳の申請→役場の健康福祉課へ

8.世帯分離の申請(家族と同じ家に住んでいても問題ないです)→役場の窓口へ

9.生活保護の申請(生活扶助や医療扶助など部分的なものもあります)→役場の健康福祉課へ