自体愛→自己愛→対象愛への発達3(対象愛とは?)

 

対象愛(たいしょうあい)とは?

自体愛とは?自己愛とは? の続きです。自体愛・自己愛・対象愛

「自体愛」(じたいあい)は、自分のことしか考えない幼少期の愛の発達段階

「自己愛」(じこあい)は、青年期以降の自体愛にとらわれる「未熟な自己愛」と、他人のことも愛せる「成熟した自己愛」

と簡易的にまとめました。

「対象愛」とは、この「成熟した自己愛」以降のことです。

コフートはその対象愛を否定的に(他人のことだけしか愛する人間なんてありえない、必ず自分も愛する気持ちもあるはず)考えたため自己愛を2つに分けることで、自己愛の人でも成熟してれば「対象愛」があると言いました。

コフートの言葉を借りれば、

自分が愛されるためには、まず相手を愛す必要があります。

何もしてないのに愛されようとするのは未熟なのです。

 

最初は少し冷酷な言い方に聞こえるかもしれませんが、「他人を愛する」ということは、人によって大小の差があれど「自分も愛して欲しい」という打算があるためです。

これは悪いことではありません。なぜなら逆に言えば「自分を愛していなければ、他人も愛せない」ということだからです。

つまり「自分しか愛せない」という自己愛性人格障害とは逆に、「自分を愛していない」のも自体愛・自己愛の段階において「未熟」であって固着があるのです。

「他人のことしか愛せない人間」というのは、裏を返せば「自分のことは愛していない」ので、とても依存的で自滅的であり、「成熟した自己」とは言えないのです。

 

そのために、自体愛→自己愛→対象愛という3段階で見ることが、重要なのです。

 

参考にどうぞ(更に理解を深めたい方へ)

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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