実習の悩みは、

1、記録
2、教員(学校の担当教師)
3、指導者(実習先の指導者)
4、実習メンバー

の4つに集約されます。

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前回の記事
看護実習の何が嫌なのか?~看護実習を決める4要素と攻略法~【記録編】
では、記録の量と質のおかしさについて書きました。

次は2~4について記載します。

この4つをそれぞれ解決することで実習の難易度が決まってきます。


教員(学校の担当教師)

2つ目に、担当教員です。

実習先の病院へは学校から担当教員が着いていきます。

担当教員も実習の評価を左右するポイントです。

どんな教員が嫌われているかと言えば十中八九「理不尽なことをする」教員です。

「あなたたちのため」という大義名分の下、無駄な記録を課したり、無駄に何度も書き直させたり、過干渉なほど攻撃的な態度でいじめてきます。

学生は「いや先生は私のことを思って・・」と勘違いするかもしれませんが、そんな気は微塵もありません。

自分の言うことを聞かせて服従させたいだけです。

このような傾向の人を「神経症」と言います。

その人にどんな立派な肩書きがあっても精神病の傾向なのです。

過去記事より

まず「従順」と「素直」の違いを区別すること。

権威や恫喝で「言うことを聞く」のは「従順」。
その場しのぎ、極短期的には効果がある。

しかし「本人の意志」ではないので「素直」ではない。
「見た目は素直」でも「従順」にすぎない。

体罰を与える側はそれを分かっていない。
長期的には全く効果がなく、抑圧を伴うので必ず反動の悪影響しかない。

なぜ体罰が悪影響だと断言できるか?歴史と研究
https://libpsy.com/taibashu-history-research/4187/

まずこのような教員は避けましょう。

同時にこういう教員は

「自分が一番」という思い込みが強いので、

自分が対応できなくなると、人のせいにして逃げます。

なので「逃げることは犯罪なのだ」と自責を持っている教員を選びましょう。

過去記事より

医療系(医師・看護師・理学療法士など)や機械・工学などの「実習中」であった場合、

そんな危険場面において立ち去り、負傷が生じれば業務上過失傷害になります。刑事責任です。
実習中の立ち去りなどありえないと書いていますが、結構多いです。

事故の責任を学生になすりつけるためです。
あるいは
生徒を相手にしないことで自分の優位性を誇示したいという独善的な目的で放棄する教師もいます。

そんな教師は、追い詰めれば「いやこれは教育の一環で、あなたたちのためなんだよ。」とキレイ事の大嘘を吐きます。

学費から給料をもらっておいて実に横暴な態度です。

金をもらって逃げてたら万引きと同じです。

「オレが万引きしたことで、みんな万引きはいけないってことが分かったでしょ。万引きは社会のためだよ。」

というキレイ事に匹敵する幼稚な論理です。

はっきりと「刑事責任に問われる違法行為だ」と断言するようにしましょう。

そんな教師は教員としての息の根を止めてしまっていいです。教師以前に人間として道を踏み外しているのです。
どんなに偉かろうとも悪なのです。同情の余地はありません。

そもそも本来なら教師が事前に自覚しておくことが大切です。

不当に評価を下げる教師の違法行為の対処法(授業放棄、無関係のテスト、無関係の減点)
https://libpsy.com/school-harcelement-moral-teacher2/2547/
教師や先生から嫌な理不尽なことをされた場合の対処法(小中高校・専門・短大・大学)
https://libpsy.com/school-harcelement-moral-teacher/2065/

すぐ「他人のせい」にして逃げる人の思考回路の図

これはストローマン論法と言って、相手の主張を故意に取り違えたり歪曲して出来た主張をさらに否定して、相手の主張を論破したことにしようとする論点すり替えによる詭弁です。

もしこれを本格的な議論(ディベート)の場でやったらマイナス点になります。

申し訳ないですが「ディベート経験のない頭の悪い人」が、相手を見下したい思いが先立ちすぎてこれをやってしまうことがあります。

話題がどんどん関係のない方向に広がっていき、相手は「勝った気」にはなれますが、

まるで要点を得ていないわけです。

統合失調症のように「まとまりのない会話」がまさにこのような感じです。

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統合失調症の傾向のある看護師の指導者だとよく起こります。

攻略法

もし可能であれば、
学科長に事前に「この教員は私と合わないのでやめてほしい」と事前にメールや口伝で伝えておくといいです。

学費を払っているのは学生側なので、直接伝えなくても学科長や相談員を通して配置変更は可能です。

学科長も「実習は何の問題もなく、つつがなく終わればいい」と思っているので、危険回避する事前情報があるに越したことはないです。

学校教員であれば、実習に入る頃には授業で何度か会っているはずなので対応しやすいはずです。

私が関わった事例では、実習以前の問題で、授業中から教員が頭のおかしなことをしていたので抗議文を出したこともありました。

学生を公開処刑・誹謗嘲笑するのに必死すぎる教師への抗議文の事例
https://libpsy.com/kougi-academic-harassment/4461/

教育環境改善のために、泣き寝入りする前にやるべきことをやっておいたほうがいいです。

相手が「なぜ?」→「それは違う」→「なぜ?」→「それは違う」と、質問攻め+全否定の粗探しのストローマン論法をハメようとしてきたときはどうすればいいか。

看護師の指導者・教員も統合失調症的な思考回路や言動である場合があります。

これも統合失調症への患者さんへの対応と同じです。

こちらは否定せず、あえて「~なんですね。」と相手の意見を肯定していって、本人に本人の主張のおかしさを気づかせることにあります。

決めつけずに「~を前提としているのですか」と確認をとってから話を進めるようします。

「根拠は?」と聞かれて答えたのに「根拠は?」と聞かれた時の返し方
https://libpsy.com/konkyo-tautology/4741/


指導者(実習先の指導者)

3つ目に、指導者です。

病院の実習先にも教員がいます。

実習指導者と呼ばれています。

学校看護教員と同様に、指導者も人格的に破綻していて精神病傾向である場合があります。

例えば、私の知る事例では、「学生の分際で感染予防の手袋を使うな」というものがありました。

「仮免の分際でシートベルトつけるな」と自動車学校の教員に言われてるようなものです。

厳しい以前に本質的に間違っていることを理不尽に強要されることがあります。

いくら学校教員の方が有識者でも、病院に頼んで実習先を受け入れてもらっているので、病院のほうが上位にあります。

なので、このような人間的におかしな指導者がいても反論することも、訴えることもできないのです。

他にも「ここは県の総合病院だから薬剤チェックなど必要ない!」という指導者もいました。

プライドが暴走し、妄想圏に入り、精神病になっているのです。

攻略法

これに関してはこちらが選ぶことができません。

なので、

事前に先輩に実習病院の情報を聞くようにしましょう。

いくらその病院が行きたい病院であれ、キレイな病院であれ、馴染みのある病院であれ、

指導者が精神病圏である病院は避けるべきです。

やるべきことは「精神病的な指導者の理不尽に耐える」「教員や指導者の感情を満たしてあげる」ことでもありません。

「自分が看護実習を乗り切る」ことです。

目的を見失わないようにしましょう。

神経症→人格障害→精神病の認知の変化まとめ
https://libpsy.com/shinkeisyou-fuansyougai-jinkakusyougai-seishinbyou/4794/


実習メンバー

4つ目に、実習メンバーです。

学生の中での実習メンバーは、同じ「実習を乗り切る」という目的があるので仲良くなることが多いです。

意外と「一生の友達」になったり「同志」とという関係にもなります。

ただ実習メンバーの中にも、人格的に破綻している人が紛れ込むと厄介なことになります。

具体的には「他人を貶(おとし)めることに躍起になっている人」です。

「自分が評価されるためには、他人を貶めなくてはならない。」という環境で育った人が、
血眼になって同じ実習メンバーの悪評を広め、評価を下げようとしてきます。

誹謗・中傷・嘲笑にかけては超一流の自己愛性人格障害
https://libpsy.com/narcissus-hibou-chuusyou-tyousyou/4520/

「私、それ嫌い!」な自己愛性アスペルガー
https://libpsy.com/narcissus-asperger/4821/

一瞬で壊れる世界。アスペルガーはムンクの叫び(自閉症スペクトラム障害)
https://libpsy.com/asperger-the-scream-edvard-munch/4796/

大人しくておどおどしている人のほうがまだマシです。

下手に仕切りだして「自分が一番!」と、小学生のいじめっ子のように虚勢を張る人が入ると厄介です。

看護実習では、自分の仲の良い子が悲惨なことになっていても、自分は記録で手一杯で助けている暇がありません。

なので事前に対応しておく必要があります。

攻略法

これに関してはとある学科長が行っていた対策で、
「もしどうしても合わない人がいるなら1人、メールしてください」というものだった。

この対応は良いです。

単なる人間不信の人なら全員をメールするところですが、数人だけに絞られるならば、やりやすいです。

実際に手がつけられにくい学生は、社会人の学生と一緒に組ませたり、あえて少人数で組ませたりする対応をしていました。

こうすることで被害を最小限に抑えることが出来ます。

もしやっていない看護学校があるとすれば実際に、

学科長に事前に「この教員は私と合わないのでやめてほしい」と事前にメールや口伝で伝えておくといいです。

学生同士の揉め事も教員にとっては避けたい自体です。

事前に情報がわかっていれば対応しやすいです。

いかがだったでしょうか。

この4要素を上手くクリアして立ち回れば、それなりに楽しい実習になります。

みなさまの健闘を心よりお祈り申し上げます。