虐待された児童の二次的トラウマ~児童相談所・一時保護所の現状~

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児相の一時保護、親の同意不要に 厚労省、運営指針を見直し | 2016/8/10 – 共同通信 47NEWS https://t.co/pyik6jqhWp
緩和はいいが、それよりも受け皿の一時保護所が機能してない児相の一時保護所は、虐待と疑われる場合に子を拉致るわけだが、かなり神経質になりすぎていて物凄い勢いで連れて来られて、保護所の職員の方が対応しきれてない。

しかもお上に昔ながらの体育会系の脳筋な公務員を天下らせてるせいで、現場の職員どころか、保護した児童まで二次災害が及んでる。

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一時保護所では、お上が古臭い公務員天下りのせいで、心理系や福祉系の職員も悩みを聞くとか以前に「いかにガ≠を黙らせるか」というのが教育の中心とされてしまう。

結果、子どもは、親から虐待されたのに、再び恐喝と恫喝の刑務所へと叩き込まれる事態になっている。

二次的なトラウマにされる 半年も保護(という名の監禁)されれば、拘禁症はもとより、幼児退行が起こり、中学生の年齢でも失禁したり、ばぶーばぶーと泣き出しているのが実情。

親が虐待しているので戻せないにしろ、一時保護所が恐怖政治の職員と被虐待児の仲間たちによる二度目の虐待場所となっているので本当にひどい。

散々、児童相談所と一時保護所に関わってきたのでよく分かるが役割自体はしょうがないという一面はあるにしろ、そこで行われている教育が昭和の体育会系。

「脳みそ化石かお前らは」と言いたくなるほど、心理学にも教育学にも社会福祉にも基づかない劣悪なもの。

環境的に改善する余地が大いにある。

最貧困女子 鈴木大介
https://t.co/0KWDcPjJAH


最近、この著書を呼んだ。現代の貧困層、風ゾクに至るまでの家族背景、知的障害、発達障害についてもよくレポートされている素晴らしい内容だった。

少し要約すると、
友達の繋がりのある「貧乏層」(マイルドヤンキー)と、
友達の繋がりのない「貧困層」があり、
貧乏層が貧しくなって風ゾク(ソ一プ)へと追いやられ、貧困層が更に追いやられて風ゾク3K(エスMや汚物系)にまで下っている。

「貧乏」は仲間のツテで何とか仕事につけたり、話題の共有により生きる楽しさを見いだせるが、「貧困」はその機会すらない。

そこを風ゾク規制などを規制強化するせいで、雇用機会が奪われ、どんどんアンダーグラウンドな方向に押しやられ、貧困層が増えている。

興味深かったのは、なぜ「貧乏」や「貧困」に陥ったのかというきっかけで、口をそろえて「放課後教室のさびしい思い出」が出てきたこと。

親の虐待や育児放棄や知的発達障害はもちろんあるが、
虐待や障害以前の問題として幼児期のさびしい体験が原体験となっている。

具体的には、放課後教室にて、親もろくに迎えに来ないのに、
「勉強しなさい」
「年下の面倒みなさい」
「年上に従いなさい」と強要される。

他の子のように「同じ歳の友達」と遊ぶ機会も奪われる。

 

この「さびしい」「孤独」という体験が強く植えこまれたことが根本の体験とまとめている。


結果、親も友達もできる機会を奪われ、強要してくる先生や目上の人にも憎しみしかないので、自分が必要とされる場所を求めて風ゾクへ行く。


人手不足の場所でも「男手が必要」とはよく言われるが「女手が必要」とは言われないので。

唯一「女手が必要」と言われるのが風ゾクだから。

この構図が「放課後教室」も「児童相談所の一時保護所」も全く同じということ。

親や同級生からさえも引き離した子どもを、大人がボコボコにタコ殴りにする場所として機能しているので、二重トラウマを植え付け、人同士の繋がりを奪うことで貧困者の量産へと繋げている点でまったく同じ。

私や現場職員の言葉を借りれば、
役割自体は親の勤務や安全確保で仕方のないかもしれない、
昔のように近所のおばさんおじさんの家に逃げ込める社会的包摂機能もない。

 

放課後教室や一時保護所が今のように刑務所でなく、
遊べて、同級生との繋がりの場を築ければそれだけで救われるわけである。

一時保護所では、拘禁症による幼児退行もあるが、
3才児が人形で「行為の模倣遊び」をしていたり、
寂しさのあまり同性で事が始まったり、
いじめスクールカーストが出来ても、他の児相一時保護所を長くても半年周期でたらい回しされて、
また新たないじめ犯罪を誘発しているという現状。

一時保護所は、公務員を上から天下らせて管理するのではなく、最低でも心理士か保育士か社会福祉士程度の人を入れた方がいい。

すでに末端の人材はそうなっている傾向はあるものの、
まだ上は体育会系の「努力根性が足らんのじゃー」の昭和の脳筋の公務員の定年まで潰しの場所では子どもが報われない。

これは知的障がい者施設も同じである。

びっくりするくらい現場を分かってない。

その「分かってなさ」が現場の職員の態度に伝染し、
「上は分かってくれないからしょうがないよね」ということで、被虐待児へとストレスの矛先が向かってしまうのである。


被虐待児へはもちろんだが、被虐待児を現場でケアする「職員の心理的ケア」へも目を向けられるトップでなくてはならない。

フロイトの娘のアンナ・フロイトが精神病院を解放した意味も今ならとても分かる。

「国に全てお任せ」で「臭いものには蓋」をしてるせいで下で煮えたぎって腐ってる。

社会に対して「お前らが必死に見ないようにしている現実を見せてやる」という気持ちが湧き上がってくる。

結局、アンナ・フロイトの精神病院の解放は治安悪化とホームレス増加を生んで失敗だったと言われる。

しかし今になってやった気持ちが分かる。

危なそうだから、と悪いことしたわけでもないのに隔離されていては社会に問題の顕在化ができない。

今の私なら児童相談所の保護所の解放をしたくなる。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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