宗教論理と精神医学

知り合いのモルモン教の人が「刺激物は食べません」とカフェインやアルコールやニコチン、つまり酒やコーヒーや紅茶や緑茶やタバコは禁止してるのに、コーラとかGMOとか人工添加物とかは山のようにガブガブ食うのに似てる。

「近代の文明の利器を嫌う」のはファンダメンタリスト(キリスト教原理主義者)。学問ではクリエーショニスト(創造科学論者)の立場。みんな「神様の創造したもの」だから、「人間の作った文明の利器なんて使いべきでない」として火や水を利用した自然そのままの原始的な生活をしようとする。

ファンダメンタリスト(キリスト教原理主義、クリエショーニリスト、アーミッシュ)は、神の創造した物以外(つまり人の文明の利器)は悪であり、原始的な自然のみの生活の厳守。
電磁波も具体的な数値以前に「存在自体を悪」とする。
日本の放射能、原子力への過度な批判)も全く同じ宗教論理である。
※老朽化した古い原発再稼動には私は反対であるが、放射能や原子力そのものの存在を否定している人や、原発をそのまま再稼働を賛成している人の論理が宗教じみていて私はまるで分からない。

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このファンダメンタリスト(キリスト教原理主義者)はアメリカ人の4人に1人であり、福音のマニフェスト・デスティニー(キリストの奇蹟の教えを世界中に広げる運命)の教義により、徹底的なグローバリストであり、最も多数派の戦争支持者(中東イスラム教を迫害=ユダヤ教と利害一致)でもある

70年代にアメリカでスリーマイル原発事故が起こり、それ以降アメリカでは反原発で原発は作られなくなった。
だから代わりにアメリカ大手企業のGEやWHが、日本の経産省(東電)を通し、東芝や日立や三菱が日本中に原発を建てまくった。

まさにスリーマイル原発事故の当時もスリーマイル島近くのランカスターはファンダメンタリスト(アーミッシュ)の多数派の移住地であり、原子力科学という文明の利器の存在そのものへの反原子力運動が強くなった。結果、石油財閥のロックフェラー財団を後押しする形となり戦争支持へと繋がった。

今及び今後の日本は70年代にアメリカがやったことと全く同じルートを遅れて辿ることになるが、日本人はファンダメンタリスト(キリスト教原理主義者=創造論者)でないにも関わらず、放射能への具体的な数値の科学・合理的選択を無視し、「危険、悪」のみの情報量の少ない宗教論理を信仰する。

日本は、70年代米国のスリーマイル島原発事故の「焼きまわし」であり、しかも最悪にも思想までスリーマイル移民かつ反原発のアーミッシュ(キリスト教原理主義者)と同じものへ流れつつある。合理的判断(科学的判断)を悪とし、聖書以外(神の創造物以外)も悪、の論理は、必ず戦争と迫害へ帰結する。

情報量が多すぎると「矛盾」、それら情報を全包摂する完全情報を「神」(=真理)とする中(形式論理のみで超論理の空は無しの場合)で、神から演繹的に、人が「善、悪」の二分法思考をすると抽象度が最低に下がる。帰納的に比較して確率から合理的(科学的)判断しなくては抽象度は上がらない。

情報量が全く無い「無」(つまり絶対真空)が、「有る」とすると「有vs無」で、共産主義(中国だと共産党は金・権力・無神論・無宗教で有、国民はそれと反対で無=陰陽の道教フィルター)になる。しかし実際に人が関わる限り、絶対真空(無)など無い。

人が矛盾(二分法思考)が多くなる、つまり感情的(動物的本能のみ)で抽象度(情報量)が下がり、理性的・合理的判断を失うのは、神経症→人格障害→精神病のスペクトラムでも同じ。自己愛・境界性傾向は特に二分法思考が強くなる。精神病に近づくにつれ「妄想」が強化される。


理性・合理的判断を失うと、同時に因果関係も曖昧にある。例えば健常な人ならテレビのチャンネルは自分で操作し、漫画のコマに話の流れの因果関係を理解できるが、自閉症傾向であれば因果も何も「全て別の世界の出来事」と認知する。自己愛・境界性とアスペルガーがどことなく似てるのもここだ

自己愛・境界性ならかろうじて「TVチャンネルを操作する自分」「漫画のコマで話の流れを読む自分」と「自分」が存在するが、精神病圏になると妄想世界へ行き「自分」すら存在しなくなる。自閉症傾向だとテレビは別の世界、漫画のコマも1コマ1コマ何の関連もない別の世界の出来事として見る

よく匿名掲示板スレやSNSなどで、相手が流れを全く読まず意見が食い違ったり、何度も同じことをループして言っても理解してもらえない時は大体、相手がそういう人である。指摘しても自分の動物的本能(感情)の方が先立ってすぐ苛立って他者軽視する傾向があるので正常に会話ができない。

有名なサリーとアンの課題。アスペルガーの場合、1コマ1コマは別の世界の出来事でアンもサリーも無く、ビー玉の場所の事実のみに焦点が向く。(つまり箱を選ぶ場合が多い=場を離れたサリーの立場や一連のアンの動きなどは想像・考慮しない) http://t.co/pVswFJfy

認知症とうつ病くらい、積極的なアスペルガーと自己愛性・境界性人格障害、消極的なアスペルガーと精神病(うつ病、統合失調症等)を見分けるのは難しいと思う。ポイントは妄想のコントロールの度合い(話の内容にある程度の合理性や自分の存在があるかどうか)だろう。

個人的に、学校や職場でも、3人に1人は神経症、10人に1人は人格障害くらいに事前に仮に思っている(両方とも精神病予備軍)。エートスなきアノミーの日本なら尚更。まず「この人は正常に(妄想なく)会話できるかどうか」という所から疑って掛からないと後々問題が起こりやすい。対策も立てやすい。

「他人に良いことをすれば良いことが返ってきますよ。悪いことをすれば悪いことが返ってきますよ。」という、一番抽象度の高い因果関係の理解は、演繹的ではなく、帰納的に行われた方が良い。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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