出雲大社一人旅 2014式年遷宮後

私は7年に1度くらいの周期で三重県の伊勢神宮へ参拝へ行きます。

特に「事始め(ことはじめ)」で、何かを人生の岐路・転機の時は、気持ちを整えるために決意新たに行くことが多いです。

前回は2013年に以下のような旅日記を書きました。

伊勢神宮一人旅 前編 2013式年遷宮 -内宮-(1日目)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1660.html
伊勢神宮一人旅 中編 -居酒屋 海山と伊勢ウィークリーマンション-(宿屋)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1663.html
伊勢神宮一人旅 後編 2013式年遷宮 -外宮-(2日目)
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-1664.html
諏訪大社へ行ってきました 2009年
http://aikansyheiwa.blog21.fc2.com/blog-entry-39.html

そして今年は、どうしても島根県の出雲大社へ行きたかったので行ってきました。

夜行バスで出雲市駅まで行き、そこからバス移動しました。
夜行バスという安価な交通手段を選びましたが、正直なところ島根県までは遠く感じました。
新幹線で行った方が楽だったかな・・と思います。

「出雲市駅」に到着し、駅前にある一畑バスで出雲大社前へと向かいます。

出雲大社前にも「出雲大社前駅」という電車の駅がありますが、そこまで直通してないのが意図的にローカルな感じがします。

地域おこしのために、あえて交通を直通させないことで「観光客がお金を落とす機会」を増やすのは仕方のないことです。
日本国内だからええんやで。

出雲大社

出雲大社の入り口の松の道
出雲大社松の道

出雲大社松の道2

10月は一般的には神無月(かんなづき)、だけど島根県だけは神在月(かみありづき)で、日本全国から八百万の神々が出雲大社に集まってくると言われます。
この松の木の道を見ると、もし夜にこの道が松明(たいまつ)などで薄暗くライトアップされたら、大きな神様が鎮座しているような錯覚を引き起こすのではないかなぁと感じました。
実際、出雲大社は夜の行事が多く、意図してそのような心理的効果を引き起こすために、この松の道は配置されているのだと思います。

早朝7時くらいに出雲大社前に到着して、とても清々しいかったです。

出雲大社拝殿
出雲大社前

出雲大社本殿
出雲大社右

伊勢神宮と出雲大社と何の関係があるの?

とよく聞かれますが、簡単に言うと「伊勢神宮の反対が、出雲大社」です。

石原慎太郎・元都知事の石原一家も代々年に1度、出雲大社と伊勢神宮をセットで旅行しているらしいです。

当人らが意識して参拝しているかどうかは知りませんが、

京都から見て
東の三重県の伊勢神宮は日が昇る「生の神社」
西にある島根県の出雲大社は日が沈む「死の神社」です。
陰と陽の関係で反対、表裏一体です。

その証拠に伊勢神宮とはしめ縄の巻く方向が反対だったり、通常の神社(ほとんどが伊勢系)は二礼二拍手一拝なのに、出雲大社のみ二礼四拍手一礼です。

2回お辞儀をして、4回拍手して、1礼するわけです。

露骨に出雲大社は上位だと主張している歴史があります。

出雲大社は大国主命(おおくにぬしのみこと)が祭神です。

その大国主命が治める豊かな出雲の国を見て、天照大御神(あまてらすおおみかみ:伊勢神宮の祭神)は自分の子孫が治めることを大国主命に迫ります。

そして出雲の国は天照大御神の治める高天原に譲られますが、国を譲るにあたり出雲大社の祭神である大国主命は「壮大な御殿を造ってほしい」と願い出ます。
この時に造営されたのが出雲大社の始まりです。

簡単に言うと、伊勢神宮のアマテラスが、出雲の国のオオクニヌシに「出雲の国欲しい」と言ったわけですが、そんなことは図々しいので「あげるから大きな家を作ってよ」と言って出雲大社が出来たわけですね。

なので露骨に「伊勢神宮より良い家なんやで」という風習や名残りが残っているわけです。

他にも「日本神話」と「自然崇拝(アニミズム)」の二重構造にも、出雲大社の上位性を見受けます。

例えば、出雲の大国主命に敗れた建御名方神が長野県に造った諏訪大社では、表向きは日本神話(建御名方神)、裏ではミシャグジ信仰(カエルやミミズなど田んぼの生き物を崇拝する)というアニミズム・自然崇拝をしています。

同じく出雲大社でも表の日本神話(大国主命)、裏の龍蛇神(りゅうじゃしん=ウミヘビ信仰)のアニミズム(自然崇拝)をしています。同じ構造です。

日本神話の前、日本の各地では、動物や山を崇拝する自然崇拝(アニミズム)が行われていました。

この傾向は世界どこの民族でも同じです。閉鎖的な集団は必ず最初は自然崇拝をします。それが人間の本能です。

そこに日本神話(欧米だとキリスト教)が入ってきて、元あった自然崇拝をどうするのかという話が出てきます。

欧米のキリスト教だと自然崇拝は邪教として皆殺しにしましたが、日本の場合は「お互い仲良くやっていきましょう」と「友好・共生・調和」の道を歩みました。日本民族らしいなぁと思います。

なので伊勢神宮よりも上位だとする出雲大社の裏の「龍蛇神信仰」(ウミヘビ信仰)は、日本にとって本当の意味での起源的な信仰なのかもしれません。

出雲そば


伊勢神宮のおかげ横丁ほど出雲大社の周辺はお店は少ないです。
伊勢神宮のように外宮と内宮もないので、参拝が終わったら割と時間が空きました。

伊勢神宮のおかげ横丁は碁盤の目のように入り組むようにいろんな飲食店が点在していますが、出雲大社は正面の1本道の周辺に集まるような形です。

とりあえず出雲大社の向かって左側の路地を5分ほど歩いて、「出雲そば」の食べれる「かねや」というお店で昼食。

かねやそば

三色そばを食べました。美味しかったです。
ただ、量的に手のひらサイズのを3つなので、成人男子には少なく、風情がある美味しさだと割り切らないといけません。

日御碕神社

次に出雲大社前のバス停から「日御碕神社」(ひのみさきじんじゃ)へ向かいました。20分ほどで数百円で行けます。



道中、海岸の崖っぷちの登っていくので風景が中々綺麗です。

日御碕神社は、出雲大社の近くにありながら、祭神が伊勢神宮の天照大御神(アマテラスオオカミ)なのです。

伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、「日の本の夜を守れ」 との「勅命」を受けた神社です。

こんな岬の果てなのにも関わらず、徳川の時代には権現造りになりました。

明らかに徳川幕府を裏で支えた大僧正・天海大僧正・天海(明智左馬之助=明智秀満=明智光春)が、風水的な入れ知恵をした感じがします。

日御崎神社

日御崎1

出雲大社を遠く西の岬から見下ろすような立地にあるので、

「いくら出雲大社が伊勢神宮より上の造りや風習をしているからと言って、この日御碕神社が上から監視しているんだよ」という感じがします。

俗にいう霊力の強いパワースポットとして、日本中の霊能者の人が癒しの場としていると噂で聞いたこともあります。

境内にいたハトが近くに来ても逃げずにイチャついていたので可愛かったです。

はと

島根ワイナリー


さて日御碕神社からまたバスで出雲大社前に戻っても13時くらいだったので、徒歩40分ほどで島根ワイナリーというワインが飲み放題できる場所へ行きました。
(ここもバスで行けますのでバスで行くのがいいです。歩いたら予想以上に遠かったです…)

某匿名掲示板にて「出雲大社行くけどどこかオススメある?」と質問スレを立てたらここが勧められたので来ました。

本当にワインが飲み放題で、おみやげも大半がここで集まっています。
お氵酉もフルーティーで甘味のものが多く女性にも好かれると思います。子どもはジュース飲み放題なのでその点も安心です。

島根ワイナリー

おやつ


また出雲大社前に戻ってきたら15時を回っていたのでおやつにしました。

「日本ぜんざい学会 壱号店」にて「抹茶ぜんざい」です。

抹茶ぜんざい

動いた後だったので美味しかったです。

宿泊


私は楽天のプランで、ファミリーロッジ旅籠屋・出雲大社店で宿泊しました。↓


ビジネスホテルですが出雲大社前なので、夜は出雲大社前の飲食店で食べれますし、早朝にも飲食店で食べて、参拝ができるので、拠点として行動しやすいです。

旅籠屋

出雲大社でツアーを組まれた場合のホテルは、ほとんどが「出雲市駅」の周辺になります。
最初に書いたように「出雲市駅」から出雲大社のある「出雲大社前」までは、バスで30分程と遠いのです。

つまり出雲大社を観光しても、時間になったらバスで30分離れた出雲市駅周辺に帰らなくてはならなくなるので、十分に出雲大社周辺の飲食店やおみやげ屋さんを堪能できません。
そこで「出雲大社前に宿泊すること」が重要です。

本当にここを選んで大正解でした。

まだ建って1年も経っていなかったので内装も新しく、一人では勿体ないほどの充実っぷりでした。

もちろん夕食や朝食はないに等しいですが、近所に飲食店は山ほどあるので、何の問題もありません。
むしろ地元のグルメが満喫できます。

ロビー
ロビーホテル

寝室(コンセントもテレビやお風呂等のアメニティも完備。トイレもウォシュレットで空間もあってとても綺麗でした。)
ベッド

夕食

出雲大社から徒歩5分ほどの場所にある居酒屋「暖簾 (のれん)」にて海鮮丼を頂きました。

スーパー海鮮丼

どれだけの何種類の具が重なり合ってるんだってくらい二重のボリュームがあって美味しかったです。

帰り道に出雲大社に入ろうとしたら予想以上の暗黒世界で怖かったのでやめました。

出雲大社夜

帰宅


ファミリーロッジ旅籠屋・出雲大社店(↓)のすぐ近くにバス停があるので、出雲市駅まで帰りました。

出雲大社前バス

効率的に回ることが出来たなぁと思います。

次来る時は日御崎神社周辺で泊まったり、食事したいです。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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