パレートの法則(2:8の法則)を逆手に取る方法

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ネットは荒れてると言われても、リアルよりはマシだと思います。
リアルだと特に春の時期は恐喝・殺害予告のオンパレードになります。例外なく50代以上の人が多いです。

某一部上場企業のホームセンターの小売り・接客業で7年バイトしてたのでよく分かりますが、
質の悪い客は1割以下、殺害予告・恐喝クレーマーという名の准強盗は1%くらいです。
彼・彼女らは自分の5倍近くも生きてきて唯一覚えた言葉が「シね」「コロすぞ」なのです。
私が10代の頃、情けなく感じました。

リアルと比較するとインターネットは殺害予告の証拠が残るからいいと思います。

リアルの方が殺害予告は頻度が高いです。

逆に2割は良い客もいるということを感じました。
残りの8割は、特に何事も起こさない中立的な客なのです。

なぜこんなことが起こるのか?

すべて良いお客さんだったら良いのになぁと働きながら考えていました。

パレートの法則と社会的手抜き


これには「パレートの法則」が関係しています。
パレートの法則とは生物学で、みんな働いているように見えるアリでも「働いてるのは2割だけで8割は怠ける」という法則です。
では働いているアリ2割を取り出してグループ化しても同じように、2割は働き、8割は怠けます。
人数がどれだけ多かろうが少なかろうがです。
この8割なまけるのを心理学や社会学では「社会的手抜き」といいます。
人間でも同じように成績優秀者だけでクラスを作っても、8割は怠けてしまうのです。

統計学の「冪(べき)関数モデル」と呼ばれています。

通販サイトのアマゾンの売上は2割の人気商品がひっぱって、8割はどうでもいい商品で成立しているという「ロングテール」としても有名です。

過去記事↓
あなたを嫌いになる人は決まっている~パレートの法則(2:8の法則)~
http://libpsy.com/pareto-law-2-8-2-6-2-long-tail/4088/

どれくらいの集団なら安全なのか


認知科学でいうミラーの法則「マジカルナンバー7(±2)」によって記憶できるメモリは7つ前後が人間の限界なのです。
集団でも同じように7つ前後の集団をまとめるのが大体の限界値なのです。
個別だと7人をまとめるのがぎりぎりで、それ以上はチャンクとして階層化しないといけなくなります。
多すぎるとパレートの法則(2:8法則)のや社会的手抜きも発生しやすくなってしまうからです。
近年になって少人数化の教育や指導が効率的だと言われ始めた所以でもあります。

意見でも同じ


個人的に、
どんなにまっとうな意見を言おうとも、
賛成:中立:反対
の比率は、
2:6:2
くらいになります。


つまり2割は「賛成」してくれます。
逆に反対2割も「いて当たり前」なのです。
その前提で、中立の6割をいかに賛成に引き込むかが大切です。


中立層を半分引き込めば、半分は「賛成2割、やや賛成3割」で半分を自分の意見に引きこむことができます。
逆に「反対を2割以上増やさない」という方法もあります。

パレートの法則では2割くらいが共感してくれるか、自分にとって良い人がいれば充分です。
そのうち心から分かり合えるのは生涯でも多くて3人程度まで。あとは腹六部までの関係でいい。

なので7年間接客して、とんでもない病的なクレーマーが1割以下だったのは、
まだまだ世の中捨てたもんじゃないと逆に思えました。

外側より内側がつらい


私の体験談を話すと、
それより毎日、勤務時間外の8時間の無償の過労労働(休日もタダ働き)しても、暴言と暴力を繰り返す上司の方が最悪でした。
「働く気ないなら辞めろ」「ばかかお前」「お前ナメてんのか」「明日シね」「コロすぞ」と恫喝。
タバコをふかしながら机に足上げ、週刊少年ジャンプを読みながら「お前なまけてるちゃうんか」(←どっちがだ)と言って、
一生懸命働く社員の髪つかんでロッカーにガンガンぶつけたり、ゴミ箱を投げつけてくる、人を呼ぶときは中指を立てて呼ぶ。
このような社員への恐怖教育は、横目で見てて気分を悪くさせました。

客による万引きは月10万円分ほどありましたが、それも社員の給与から引かれていました。
売り上げが目標に届かなければ、社員が「これ欲しかったんスよ~」と上司のご機嫌取りのために言わねばならず、実費で購入する姿は見ていて吐き気がしました。

人件費削減のためにセロテープやガムテープ等の社員共有の備品も、使って無くした者は自己責任だとして、個人の実費で店内使用の備品を買わせて黙らせている実態。店の経費で買うと上から怒られるのです。

こんなことするから「誰がなくしたんだ。お前か?お前か?」と「責任の押し付け合い」で社内環境も悪くなって明らかに悪影響しか生まなかったです。

正社員はタイムカード8時間で切られ、就業前と後に4時間ずつ(計8時間)の無償労働(タダ働き)。土日祝日はがっつり16時間の無償労働(タダ働き)。30歳以降は労災防止と称してバイト並に給与を下げられていく・・。

上司のマネージャーの威圧的・脅迫的な売り上げ実施の強要で、店長が他店舗に強盗に入り、バイトの女の子を縛り付け、金庫から金を奪ってくるという事件も起こり、新聞にも載りました。

コメリ女性店員縛った強盗、別店舗の社員だった


 岐阜県瑞穂市のホームセンター「コメリハード&グリーン穂積店」で昨年10月、押し入った男に
現金約80万円を奪われた強盗事件で、岐阜県警は27日、このホームセンターを展開する
「コメリ」(本社・新潟市)の社員東森俊祐容疑者(26)(岐阜県岐南町八剣北)を強盗容疑で逮捕した。

 発表によると、東森容疑者は昨年10月1日午後8時10分頃、店内の女性店員(19)の両手を粘着テープで縛り、
事務所内の無施錠の金庫から現金約80万円を奪った疑い。

 県警は午後8時の閉店直後の犯行だったことから、店舗内の事情をよく知る関係者による事件の可能性が高いとみて
捜査していた。防犯カメラの映像などから、県内の別店舗に勤めていた東森容疑者を割り出した。

 調べに対し、東森容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 コメリは全国でホームセンター約1100店舗を展開している。

引用元: (2014年1月28日12時06分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140128-OYT1T00486.htm




接客において、お客さんも上司・部下も、あまり自己愛のように他者軽視や攻撃性などの幼児性が強いと、もうこちらも「患者」としか相手が見えなくて「治療者」あるいは「施療者」として関わるしかなくなります。

対等以前の問題です。血流を見ても脳が本当に5歳児で止まってしまっているのです。ひどいかもしれませんがそういう見切りの付け方がいいです。対等で理解できると思うと苦労します。

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記事を書いた人



時田憲一(ときたけんいち)こと時ニール(tokeyneale)です(・ω・)ノ
とある国立大学の教育学部/心理発達科学。心理学者・認定カウンセラー。動機付け理論・自己愛・対人関係が主な研究領域。数理統計データサイエンティスト。
ねこ好き・本好き・禅好き・PC好き。

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One Response to “パレートの法則(2:8の法則)を逆手に取る方法”

  1. novus_amor より:

    ここのサイトを読んでいたら悶絶して明日死んでもいいと思えます。
    バッハのパルティータを聴いているときと同じ感じがします。
    https://www.youtube.com/watch?v=Sv7_ofax980
    BGMにどうぞ!
    辛くなったらここに来ます。

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